あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始は、昨年までの無理がたたり、2日間、ほぼ動けず寝ていました。
昨日から塾は始めましたが、体調が悪く、本日は昼まで休養。
少し遅れましたが、天気も良く、さあ、スタートです!
昨年はコロナウイルスで大幅に変更があり振り回されましたが、今年は昨年の状況も踏まえながら先を見すえながら動くことができます。
先手先手で動きたいですね。
昨年、受験生には「教養のある受験生になろう!」というテーマを掲げましたが、やはり、受験が近づくと教養よりも1点でも点が取れるように!という考え方が強くなり、余裕がなくなってしまいました。
結果、「のびやかな感性を持つ受験生」が育ちにくくなっているように思います。
私自身が、目先の時間割や指導に振り回され、遠くを見ることができなくなっていました。
今年は、一日一首。
よい短歌に触れていきながら、心の素直さを見失わないように進んでいきたいと思います。
まずは、小倉百人一首から。
天智天皇(後撰集)
秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
*天智天皇が、秋の収穫の際に、一緒に稲刈りをしながら、豊年満作をお喜びになられている様子。
親子で楽しむ新百人一首(小柳左門先生)
須佐之男命(すさのおのみこと)(古事記)
八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を
*高い空にたくさんの雲がわき立つ出雲の国に、幾重もの垣根、八重垣をめぐらせ、新妻とともに住む宮殿を作ったのですよ。その八重垣はまあなんと見事なものでしょうか。
(出雲の国には八岐大蛇(ヤマタノオロチ)という山のように大きな蛇がおり、里に住む若くて美しい櫛名田比売(クシナダヒメ)を連れ去ろうとするので、その媛や両親が泣いているところに、須佐之男命が現れ、大蛇を見事に退治しました。大蛇の尻尾から出てきたのが三種の神器の一つである草薙剣(クサナギノケン)で、皇室に現在まで伝わっています。櫛名田比売は命を助けられ大そう喜び、須佐之男命と結婚することになりました。この歌は、須佐之男命がその喜びを歌ったもので、これがわが国で最初の和歌であり、それから和歌の道のことを「八雲の道」と呼ぶようになりました。
時節は異なりますが、いずれもおめでたい歌であることには変わりはありません。
いつも心を晴れ晴れとして、前に向かっていきたいものです!
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
長谷徳昭 拝