代表の長谷です。 久しぶりの発行になり申し訳ありません。
教育付学童保育『まなびのアフター・スクール』の運営に試行錯誤しており、なかなか京進スクール・ワンの方には顔を出せない状況です。
しかし、京進スクール・ワンは荒木先生を中心に頑張ってもらっています。
また、別府教室は新しく葛城先生が教室長として着任されました。 まだ、26歳と若い女性の先生ですが、以前、大阪の学習塾で教室長をされた経験もありますので、さまざまな勉強のお悩みなどもご相談いただければと思います。
① 1年間の個別カリキュラムの作成
今年の入試について、私自身が関わった生徒さんは、福岡大学商学部に合格された生徒さんの日本史の指導。友泉教室の社会の集団授業(修猷館高校、福岡中央高校、福岡工業高校、博多工業高校に合格)。別府教室の中3生の社会の個別授業(博多工業高校に合格)。高校受験の推薦入試の指導(福岡中央高校、福岡工業高校に合格)。
と、一応、全員合格いたしました。
ポイントとしては、福大合格の生徒さんは一教科だけでも得意な科目を作ることでした。
実際に入試では日本史は、7割~8割の得点率でした。
集団授業では、フクト模試を深く解説しました。かなりマニアックに解説しますので一つの模試を解説するのに3週間近くかかりましたが、生徒さんも社会の面白さに気づいてくれて、入試では60点満点中40点〜55点くらいの範囲で得点してくれました。
推薦入試の指導では、一人は警察官に、一人は看護師になるという目標を持っていました。 そこで、学校では世の中の役に立つ人になることが求められていますので、それぞれの目標を自分自身がどのような形で実現していくのかということを繰り返し一緒に考えていきました。
いずれにせよ、結果は出ましたが、もっと早くに取り組んでいれば、目標もよりしっかりするし、生徒さんが持っている学力も、もっと引き出すことができたのではないかと反省しております。
実際に、別府教室の生徒さんで博多工業高校に進学された生徒さんのお母様は、「もっと早くに京進さんに預けておけばよかった。」とおっしゃっていました。
私たちは、3月段階から京進独自の合格プログラムをベースに1年間の個別プログラムを作成し、その計画に基づきながら、授業提案をしております。
最近の入試は、推薦入試や総合型入試、特色化選抜入試と、一般入試よりも1、2ヶ月早く入試が実施され、3割〜4割の生徒さんが受験するようになっています。 そのため、入試に対する取り組みは今までよりも1、2ヶ月早く取り組まないと望んだ結果は出ないということになります。 ここにも少子化の影響が出てきております。
大学入試での共通テストも、問題自体の難易度はさほど難しくはないのですが、とにかく「読む」分量が多く、読まなければ答えることができない設問ばかりとなってきていますので、問題を解くのに時間がかかります。
今年も佐賀大学の物理学科に合格した生徒さんがいらっしゃいましたが(福大大濠高校進学クラス)、昨年の3月からじっくりと対策をとりながら勉強を進めていきましたので、共通テストでは7割近くの得点率となりました。
共通テストについては、いわゆる進学校の生徒さんが全員高得点が取れるということではないということだと思います。
短期間で何とかなるものではなく、時間をかけて、目標を決めて、何を、どの時期までに、どれくらい終わらせておくか、ということを事前に決めておき、模試結果を見ながらその都度修正を加えながら進めていく、いわゆるゴール・オリエンテッド型のアプローチをしていかなければ、結果は出ません。
つまり7割以上の得点率は見込めないということなのです。
高校入試でも同じことが言えます。 ここ10年近く前から、社会は記述解答の問題が非常に増えてきており、私が教員をしていた頃は、入試の採点が早いのは数学か社会かと競っていたのですが、今は一番遅いのが国語か社会かとなっているようです。
特に地理的分野は資料を3つ〜8つを見比べながら、いくつかのキーワードを使って作文しなければならないため解答に時間がかかります。
このような現状があるため、私の社会の集団授業ではいろんな関連性について言及するため時間がかかってしまうのです。
本当は受験学年になる前から、取り組んでおきたいところですが、まずは、早めの対策を取りたいところです。